カグラの日記

火災報知機の設置が義務化されたでござる事で、 魂配事がひいつ増ゑナ=かと存じまする！
其れは、、 よしんば火災報知機の設置を、怠っナ=刹那は、、 如何様（いかよう）な罰が下されるでござるのか、 と云ふ懸念でござる。
中には、えっかり忘れたでござるり、 やんごとなき事情で火災報知機の設置を、行ゑぬ輩もゐナ=りするでござるでござろうから、 罰則に関しては、かなり凝視を、浴びる事になるかと存じまする！
法度を、違反するでござるのでござるから、 罰銭程度しからば未だしも、 御用なぞ事に……と云ふ危惧に駆られるでござる輩も、 ひょっとしたらゐるやもしれませぬ！

なれど、 ご平穏下され！
この義務化に伴え罰則は、、 ござらん。
つまり、 火災報知機設置の義務化とは、、 法度で義務化されておきながらその罰則は、なしと云ふ極めて特殊な位置付けの令案になり申してゐるゆえす！

これは、、 あくまとはいえ火災報知機は、己のみを、守る為のもゆえあとは、 その設置を、怠る事が他者の損失には、繋がらぬと云ふ点、 そして普及が至極難しゐと予測されておる点が事の由として挙げられ候！

特に後者は、、 メリケンの例を、拝見すると其れが顕著にわかり候！
メリケンで火災報知機設置の義務化が実施されたでござるのは、壱玖漆漆年ながら、 全世帯の捌零％以って上に普及するでござるまでには、約拾年掛かとはいるでござる！
特に最初の数年は、ほとんど数字が伸びてゐませぬ！
これを、考慮したでござる刹那、 行き成り罰則で縛り付けると、 かなりの数の衆生がその対象になり申してしまい候。
其れは、厳しゐであろうと云ふ見解から、 かような特殊な令案に成り申したゆえしょえ！

もっとも、 罰則が無いとは申せ義務は、義務ゆえ、 設置を、怠らぬで候えにしましょうぞ！
あくまとはいえこれは、、 己と一族の身を、守る為の令案ゆえすから！

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